「不都合な真実」と水インフラ

成安造形大学客員教授 仁連孝昭  アル・ゴアの「不都合な真実」(2006年)は人類による化石燃料の燃焼により進行している気候変動という不都合な真実を映画にして一般に見えるようにした。それから10年以上経過しているが、私たちは都合の良い事柄は受け入れるが、都合の悪い事柄は受け入れたくないという心情がまだまだ残っているように思える。  気候変動とは異なるが、日本は人口減少期に入っている。人口減少…

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保津川水運の再認識~水資源・環境学会夏季現地研究会~

(株)地域環境システム研究所 西田一雄  今年の夏、8月19日、20日と恒例の水資源・環境学会夏季現地研究会に参加しました。毎回、充実した内容に満足しています。今年は、桂川上流の保津川をめぐる「京の都を支えてきた保津川 水運の歴史と水害とのたたかいを学ぶ」と題して1日目は、亀岡からに日吉ダムまでの車窓見学、日吉ダムの堤内ギャラリー及び日吉町郷土資料館を見学し、「ひよし龍の森」コテージで一泊しま…

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水資源・環境研究は難しい。しかし…!

 本学会理事の宮永と申します。早いもので、理事職を拝命してから5年あまりの月日が過ぎました。しかし恥ずかしながら、未だに水資源・環境問題の専門家という自覚を持てず、水資源・環境研究者と名乗るのをためらう自分がいます。「とにかく水資源・環境研究は難しい」という、畏怖にも似た感覚が、心の中にずっとあるからです。この点に関連して、私がいつも思い浮かべるのは、次の一節です(Boulding 1964, …

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