写真1:災害復興、まちづくりの希望の象徴の「一本松」
写真2:防潮堤
市内の3つの鉄道駅(軌道)は津波で完全破壊されました。鉄道の再開が期待されたのですが、BRT(バス高速輸送システム)に移行しました。結果的にはこちらのほう便利であるとの声が最近聞かれています(写真3)。
写真3:BRT(バス高速輸送システム)
中心市街地は12mかさ上げ事業によって、商業施設、図書館、公園などがつくられました。休日ともなると家族連れでにぎわうようになりました(写真4)。
写真4:かさ上げ事業後の中心市街地
にぎわいが戻ってきた半面、かさ上げ地域に空き地が生じています。人口流出、生活不安,孤独,コミュニティの崩壊、事業主の多重ローン、高台移転事業による土砂災害のおそれなど、副次的災害が波動のように続いています。
陸前高田市は交流人口の拡大に力を入れています。体験学習で宿泊する高校生は年間1000名を超えるようになりました。岩手大学は立教大学と共同で「グローバルキャンパス」を開設しました。防災のテーマに限らず、だれもが、集い、学び、伝えるため交流・研修施設です。
是非訪ねて見て下さい。
陸前高田グローバルキャンパス(HPから予約可能)
https://rtgc.jp/
PR 国際防災・危機管理岩手会議 (4月末まで登録可能です)
https://inds-iwate.org/
岩手大学人文社会科学部 松岡勝実
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