阪神大水害の地を訪ねて

梶原健嗣(愛国学園大学)  年末に神戸を訪ねた。目的は、執筆中の『都市化と水害の戦後史』(仮称)の1節、阪神大水害の調査である。阪神大水害というのは、1938(昭和13)年7月、神戸市を襲った水害で、兵庫県での死者・行方不明者は715名、このうち神戸市が616名だった。 折からの台風に刺激された梅雨前線は神戸市、西宮市などに集中豪雨をもたらした。神戸測候所で記録された降水量は、7月3日が49.…

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