伊川谷掘割のこと

矢嶋 巌(神戸学院大学)  江戸時代になると、幕府や藩が用水路をつくったり干潟や沼地を干拓するなど新田開発を進めたりして農地面積を増やし、米の生産量を増やしたと、中学校社会科の歴史で習う。新しい学習指導要領に基づく2020年検定の教科書を見ると、江戸幕府の支配のもとで戦乱のない時代となって人口が増加したことに対応したとか、幕府や藩が年貢を増やすためであったとか、教科書によって記載内容は多少異な…

続きを読む

おすすめexcursion:水をめぐる伏見ぶらり散策

花田眞理子(大阪産業大学)  水資源・環境学会というプロ集団のブログに、私ごときが書けることなどあるでしょうか。悩んだ末に、私自身がゼミ遠足で学生を連れていくルートをご紹介することに致しました。(令和4年9月10日現地確認:写真は同日著者撮影) 皆さまの方がよくご存じのことばかりと承知しておりますが、ご一緒にぶらり街歩きをお楽しみいただければ幸いでございます。 【集合場所】近鉄「桃山御陵…

続きを読む

「親水」概念の源流をたどる

                       大野智彦(金沢大学)  先日ある研究会に参加していた際に、「親水」という言葉はいつから使われるようになってきたのかという話題になりました。ある程度古くから使われてきた言葉だという印象はあったのですが、恥ずかしながらその明確な起源を知らなかったので、調べてみることにしました。 手始めに手元の辞典(『スーパー大辞林』)を引いてみると、「①水に親しむこと…

続きを読む